この記事は、大勢の人の前で話す経験がほとんどなく、「プレゼンや説明会で発表する」という機会に脅えている人向けです。
社会人になって人前で話したり、発表したりする機会が増えて、多少マシになりましたが、そんな経験がない頃は、いつも未知の恐怖におびえていました。
こんな私が人前で発表したりプレゼンしたりできるようになった考え方、意識の持ち方を紹介します。
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緊張しないコツはない
いきなり突き放すようですが、そうなんです。緊張はするものと腹くくってください。普通に発表できているように見える人でも大概、大勢の前で話したりするのは嫌なのです。
緊張しない人なんていないのです。
・声は震えてもいい
・上手に表現できなくても、口下手でもいい。
・細かい語尾のミスは気にしない
・何度でも言い直せばいい
プレゼンや人前での発表。その目的は?
さて、プレゼンや人前での発表で大事なことは何でしょうか?
緊張しないことでしょうか?
ちがいますよね。
大事なのは、
聞いてくれる人にプレゼンや発表の内容を伝えることです。
とにかく「伝える、分かってもらえるよう説明して、発表の目的を達成する」、これがあなたに与えられたミッションです。
自分にばかり意識が向いてませんか?
ところで、あなたは緊張しているとき、どんな考えが浮かんでいますか?(どんなことに集中してしまっていますか)
「うまく話せなかったらどうしよう」、「声が震えたらかっこ悪いな」、「頭がまっしろになって言葉がでなかったら」....おおよそ、こんな感じのことに夢中になってませんか?
これらすべて、自分のことを考えているのが分かるでしょうか。
コミニケーション全般に言えることですが、意識が自分に向いていると大概うまくいきません。
意識を置く場所を変えましょう「内から外へ」
意識が自分(内)に向いていると、緊張しやすい。
なので、意識を自分以外(外)に向けます。
つまり「相手に伝えること」のみに集中します。
「相手に伝えること」がぼんやりしていてはいけませんので、誰に何を伝えるための発表なのか明確にしておきます。
あとは、その目的を達成することが自分の使命だと考えて、それだけを実行するマシーンと化してやる!と思えばいい。
極端な話、一番近くに座っている人に伝えるのを目標とすればいいのです。
精神論、根性論と思うかも知れませんが、意識を内から外へ向けることで、最悪の事態(発表中のフリーズ)は避けられるはずです。
事前に練習しよう
苦手と分かっているのになぜか全く練習しなかったりするものです。苦手意識と恐怖で何もできなくなっているのかもしれません。その気持ちよく分かります。
ですが、苦手だと分かっているなら、事前に練習できる時間があるなら、まずは1回だけ練習してみましょう。
最初の練習は、資料やパワポを見ながら一人で小さく声にだして(心の中の声でもいい)、一通り説明をしてみます。
もし、上手く話せないところや、これ言ってて意味わからないな、なんてところが出てきたら、補足や修正をします。
そして、資料の各ページやスライド上で、キーワードとなる単語やフレーズを書きます。
キーワードは「このページをひと言であらわすなら」という感じでOK。
2回目以降の練習のときは、キーワードを見ながら連想クイズのような形で話をつなげる感覚でやります。この方が、本番でも柔軟に話せます。
セリフを一語一句すべて書かないと安心できない気持ちも分かりますが、面倒ですし、一語一句ミスなく話そうとして逆にテンパるので止めときましょう。
発表がはじまったら
いざ発表が始まったら意識は内ではなく外へ。
自分がどう見えているかとか、自分の中の恐怖心や緊張にばかり夢中にならず、「相手に伝えること」に集中です。
目の前の相手1人に伝えることだけを意識します。
声が震えても、変な日本語になっても、噛んでもいい。
日本人であれば、多少変な日本語でも言わんとしてることは伝わります。
大勢の前でのプレゼンなんて、苦手な人の方が多いですから、基本的にみんな暖かい目で見てくれるはずです。
終わりに
いろいろ書きましたが、あとはもうほんとに一回やってみるしかないです。
わざわざ高いセミナーとか病院に行く必要はないと思います。
あと、プレゼン本に書いてあるような細かいテクニックは初心者には要りません。
人前でのプレゼンやら発表会やらに未知の恐怖を感じている皆さん!
怖いとは思いますが、この記事で書いてることを2%でも参考にしてがんばってみてください!
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