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ITILインターミディエイト OSA 研修を受けた感想

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ITILインターミディエイトOSA研修&試験を受けてきた

先日、某大手システム企業で開催された、ITILインターミディエイトOSAの研修を受けてきました。

 

ITILって何?インターミディエイトってなに?OSAってなに?って方はこちら

 

ITILとはざっくり言うと、ITサービス運用の成功事例、ノウハウを体系的に学べるシロモノ。

 

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ITILインターミディエイト研修の費用と日数は?

私が受けた研修の費用と研修日数は以下の通り。

■ 研修費用:約30万円

■ 研修期間:5日間

 

もちろん、自腹ではなく会社のお金で行ってきました。

 

大手有名企業が開催するインターミディエイト研修は大体、30万円前後、5日間のものが多いですね(NEC、富士通、HPとか)。中には再試験無料のものや、コア書籍(約2万円)付きというものもあります。

 

ちなみに15万円前後の安い研修もありますが、聞いたこともない謎の企業が多いです。とはいえ、講師になるにはITIL資格を一通り取っていなければならないので、特に問題ないのかなーとは思います。

 

なお、15万円前後の安い研修は、期間が3日間で、事前にEラーニング等で自己学習する必要があるようです。

 

あ、研修受けようとしてる人なら知ってると思いますが、ITILファウンデーション試験に合格しておかないとインターミディエイト試験は受けれませんので注意!

 

インターミディエイト研修 OSAどんな研修内容か

私が受けたところは、朝10時スタートの夜17時30分終わりでした。

昼休みが1時間と1.5時間に1回、10分の休憩があったと思います。

 

座学形式で講師からITILのOSAのライフサイクルに関わる知識を学びます。ITILのコア書籍のOSAの本を元にして講義が行われます。

 

ITILのファウンデーションの参考書よりも、もう少し具体的に詳しくITの運用管理の方法の例を学べる感じです。

 

 

ITIL自体が非常によくまとめられているので、説明される内容は分かりやすいです。ただ、それを自分の会社に当てはめて考えると、やることが多すぎてどこから手を付ければいいのか、どうやって今までのやり方を変えさせればいいのか、重い課題を背負った気持ちになります。

 

まぁそれは置いといて、内容は実務にモロに関わってくる部分なので、「あ~あるあるそういう問題」とか「ここの部分、ウチの会社はグダグダだな~」とか思いながら、興味を持って聞ける内容になっています。

 

グループワークはあるか

慣れてないと嫌な人もいるかと思いますが、グループワークがあります。練習問題としてケーススタディをグループ内で議論し、グループごとに発表するといったことをします。

 

私が受けたとこでは一日に4回くらいやっていた気がしますね。なんせ研修期間が5日間もあるので時間は結構あったんでしょう。

 

ちなみに1日に1回くらいは回答発表の役が回ってくるのでその覚悟はしといた方がいいですよー。

 

といっても5分あれば済む回答内容ですのでそんなに気負わなくて大丈夫です。緊張する方はこの記事を参考にして乗り切りましょう~。

 

受講者はどんな人たち?

ちなみに私の受講したときの受講者人数は20人くらい。4~5人グループで4班に分かれてたと思います。年齢層は結構ばらばら。

 

20代後半もいたし、40歳のひともいたし、50前後の人もいました。若手、中堅、マネージャ層さまざまです。女性の受講者はいませんでした。

 

業種は、銀行やITベンダーや小売業など。ITベンダーの人か社内SEの人のどちらかって感じですね。

 

講師は開催企業の社員で、ITILマスターの資格を持っている人でした。意外と地味で普通な感じの人でした。 

 

宿題は出るのか?

そんなこんなで5日間研修が進んでいくわけですが、毎日宿題が出ました。私の場合は、帰ってからやらずに翌日、研修会場についてから10分くらいでやってました。

 

それくらいの時間でできちゃう量の宿題でした。真剣に考えたらいくらでも時間をかけれる問題なんでしょうけど。そこまでガチでやってる人はいませんでした。

 

研修中、途中でウトウトしてるオジサンもいましたからねw

 

試験対策にかけた勉強時間は?

大体、4~5時間くらいです。試験前日と試験当日のみ勉強しました。

 

講師も試験に出るポイントを把握しているので、講義中にポイントとなるところは強調して教えてくれています。

 

なので講師の言うことをちゃんと聞いておけば問題ないでしょう。私の場合、がっつり勉強したのは、試験前日の夜3時間くらいでした。

 

私の受けた研修では、最終日の余った時間を試験の勉強時間にしてくれたので、直前に1時間くらい復習できました。

 

 試験問題はどんな感じか?

なんせ試験が選択式なので楽だったというのが本音です。ITILファウンデーションと同じかそれより簡単なんではないかと思いました。

 

練習問題も研修の中で何度も解くので、ひっかかるポイントも分かってきます。

 

試験形式についての情報はこちら。(エキスパート試験って書いてますが、インターミディエイトの試験形式に関しての説明です)

 

試験結果どうだったか?

一発合格することができました!やったー。会社のお金で受けさせてもらったので合格できてひと安心でした。

 

なお、講師が言うには受講者の8~9割は合格しますとのことでした。はっきり言って、お金さえ払えば取得できる資格なのではないかと…。

 

それでも受かるかどうか心配!という方は、再試験が無料で受けられる会社もあるので、そこで受けてみるのもありですね。 

 

思いがけず面白かったこと。大企業はやっぱスゴイ

某大手システム企業(NEC、富士通、HPレベルの企業)にて受講したのですが、やはり超有名企業の「ちゃんとしてる」感はすごいですね。

 

詳しくは言えませんが、社内の設備であったり、社員向けのサービスであったり、福利厚生的なものであったり、セキュリティであったり、全てが自分の会社よりレベルがはるかに上でショックでした。

 

こういうのは大企業で研修を受けないと味わえないかもしれないですね。おまけみたいなもんですが、予想外に面白かったです。

 

資格取ってみた感想  

研修も試験も楽勝でしたが、内容は有意義なものでした。ITサービスの運用の改善について、真剣に考え、本気で実践しようと考える人には受けごたえ(?)のある研修だと思います。

 

ですが、学んだ内容を社内で実践するの方が試験の1000倍難しいですね。通常の業務もしながらだと時間も取れないし。何事もそうですが、リーダーシップと推進力のある人じゃないと変化を起こすのは難しいかも。

 

資格取ってしまったものの、実践の仕方が分からず、しまいにITコンサル雇ってITIL導入したり、ITILに準拠した管理ツールとかに手を出したり、結局、またお金がかかってる…なんて会社もありそうだなー。

 

ITサービスの運用管理について、部内の意識レベルを高めて同じレベルに合わせるために全員取るというのは良いと思うのですが。(お金はかかりますが)

 

とりあえず学んだことを1%でもいいから何か一つ取り入れることから始めるべきなのでしょう。あとは、地道にコツコツやって、レビューして、うまくいかなかったら方法変えて、またレビューして。。。といった感じで頑張ろうと思います。

 

おわりに

というわけで、結構楽な研修&試験なので、受講することになって心配してる人は、そんなに心配しなくていいと思いますよ!

 

これから受けようとしている皆さん、がんばってくださいね!

 

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